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永井 士郎; 松田 光司; 畑田 元義
J.Phys.Chem., 82(3), p.322 - 325, 1978/03
COとH混合ガスの電子線照射により生成するラジカルを検出することを目的としてスピントラッピングの実験を行った。反応容器として流通型接触反応容器を、ラジカルのトラップ剤としてフェニル-N-t-ブチルニトロンを用いた。COとH混合ガスを電子線照射した後、容器内でトラップ剤と接触させ、生成物をLig.Nトラップで捕集した。生成物のESRスペクトルから、H原子およびメチルラジカルの生成が明らかになったが、同時にトラップ剤の分解も起こることが示された。COとH混合ガスの代わりにHガスを用いた実験、さらにトラップ剤の放射線分解をCOとH混合ガスおよびHeガスの流通下で行った結果、H原子およびメチルラジカルはトラップ剤の分解によっても生成したものであることが明らかになった。この結果は、COとH混合ガスを用いた実験から裏づけることができた。